2008年05月21日
ねじめ正一「落合博満変人の研究」
ねじめ正一「落合博満変人の研究」(新潮社)。
長嶋茂雄大フアンの著者が、ただ一人名球会入りを拒否した野球人・落合博満の「変人」度合いを描ききろうとした本。試みがうまくいったのかどうかかは何とも言えませんが、楽しく読めることは確かです。著者が最初に落合博満を意識するようになったのは、第二次長島政権下で巨人に入団したときに「私は長島監督を胴上げするために巨人に来ました」というセリフだとか。この本では、落合博満の本質に迫るために、江夏豊、赤瀬川原平、豊田泰光、高橋春夫、富士真奈美などバラエティに富んだ人たちと対談し、落合語録を3章に分けて取り上げ、野球人としてのすばらしさを描き出し、それがために「変人度」も同時に照らし出しています。ここでいう「変人」は、悪い意味ではなく、凡人にはなかなか理解できない懐の深さも意味しています。評論家時代の落合博満の言葉が印象的です。「スポーツはいわば遊びの延長だ。野球はその昔、ラウンダーズというボールゲームから発生したというが、米国で1834年に出されたルールブックの挿絵は広っぱで子供が元気よく遊ぶ姿だったという。ボールを投げて打って走る。無邪気な遊び、私はこれが野球の原点だと思う。ところが、大人の欲目が入り、野球から遊びの部分が抜けてしまった」。
本人に近づきたいとは思いませんが、この本を読むと、落合博満という選手として、そして監督としての能力の高さだけは十分伝わってきます。バラエティに富んだ対談の相手それぞれの語り口、落合博満との関係の深さによる著者とのズレ具合がけっこう面白い…です。

長嶋茂雄大フアンの著者が、ただ一人名球会入りを拒否した野球人・落合博満の「変人」度合いを描ききろうとした本。試みがうまくいったのかどうかかは何とも言えませんが、楽しく読めることは確かです。著者が最初に落合博満を意識するようになったのは、第二次長島政権下で巨人に入団したときに「私は長島監督を胴上げするために巨人に来ました」というセリフだとか。この本では、落合博満の本質に迫るために、江夏豊、赤瀬川原平、豊田泰光、高橋春夫、富士真奈美などバラエティに富んだ人たちと対談し、落合語録を3章に分けて取り上げ、野球人としてのすばらしさを描き出し、それがために「変人度」も同時に照らし出しています。ここでいう「変人」は、悪い意味ではなく、凡人にはなかなか理解できない懐の深さも意味しています。評論家時代の落合博満の言葉が印象的です。「スポーツはいわば遊びの延長だ。野球はその昔、ラウンダーズというボールゲームから発生したというが、米国で1834年に出されたルールブックの挿絵は広っぱで子供が元気よく遊ぶ姿だったという。ボールを投げて打って走る。無邪気な遊び、私はこれが野球の原点だと思う。ところが、大人の欲目が入り、野球から遊びの部分が抜けてしまった」。
本人に近づきたいとは思いませんが、この本を読むと、落合博満という選手として、そして監督としての能力の高さだけは十分伝わってきます。バラエティに富んだ対談の相手それぞれの語り口、落合博満との関係の深さによる著者とのズレ具合がけっこう面白い…です。

Posted by 常呂図書館・公民館 at 21:00
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